2014年4月から1クールで放送されたアニメ「ノーゲーム・ノーライフ」。
その原作であるMF文庫J「ノーゲーム・ノーライフ」を1巻から3巻まで買いました。
原作を読んでアニメも見た方ならご存知のことではありますが、アニメ版は原作3巻までの内容となっております。
アニメを見てから原作を買ったので、これからどうなるか楽しみで仕方ないですね。
さて、3巻までを読んだ感想というか、突っ込みどころというかを簡単にまとめてみました。
・物理的に行間取りすぎ
・太文字、大字多用
・各キャラの口調がわかりやすい
・文章、絵を一人で担当しているのはすごい
大事な個所、目を引かせたいセリフの前に空白行を挟むというのは人間の視線の動き、認識能力の特徴を踏まえた良い手法だと思います。
思いますが、文字数が少ないような気がします。
私が買っている同一レーベルに「落ちてきた龍王と滅びゆく魔女の国」という作品があるのですが、似たような厚さでも「ノーゲーム・ノーライフ」のほうが読み終わるまでの時間が早い。
面白いは面白いのですが、個人的にはあんまり小説を読んだ気にならないのが残念なところです。
それからこれは好き嫌いが分かれると思うのですが、太文字や大字が多用されています。
ページをめくった瞬間、太文字や大字があれば目を引きます。
大事なところなんだということもすぐにわかります。
こだわりと取るかバカにされていると取るか、レビューごとに分かれると思います。
私はこだわりなんだろうな、と思うことにしていますが。
キャラの口調はきちんと書き分けられているので、会話文のやり取りになってもほとんどキャラの顔が浮かんできます。
そこそこな数のキャラが出ているのに、きちんと書き分けができているのは各キャラごとに設定がちゃんとできているからかと予想しています。
そしてそして、私は原作を購入して初めて知ったのですが、文章と絵を一人で担当されているそうな。
マンガ版も出ましたが、リアル奥様が作画されていると。
ほぼ一人というか一世帯でメディアミックス出来ちゃってるのはすごいと思います。
激務だと思うので、体調には気を付けていただきたいところ。
あ、それからアニメ版の最後で何故か獣人の巫女様のところに乗り込んでいたのを不思議に思っていたのですが、原作を読んで解決しました。
不思議に思ったのは行った理由と移動手段。
行った理由は「巫女様からの呼び出し」、移動手段は「ジブリールの空間転移」という。
小説を映像化する際の尺の長さだったり取捨選択の中で捨てられちゃった部分だったんだなぁ。
何も考えず、与えられた情報を読むだけなので、頭が疲れている方、娯楽を求めている方は読んでみてください。