軽自動車ベースのキャンピングカーに向く人、向かない人
こんにちは、カユウです。
キャンピングカーのうち、比較的購入費用がかからない軽自動車ベースのキャンピングカーが人気らしい。
有名なブロガーさんが軽自動車ベースのキャンピングカーを購入したことを記事にしていたのも記憶に新しい。
でも、キャンピングカーの製造業者である我が父からすると、軽自動車タイプのキャンピングカーは覚悟が必要なのだとか。
そんな父から言われた軽自動車タイプのキャンピングカーに向く人、向かない人をご紹介。
軽自動車ベースのキャンピングカーに向く人
結論から言ってしまえば、次の2タイプが軽自動車ベースのキャンピングカーに向く人。
- 行きたいところに行く一人旅!不便さはお金の力で解決だタイプ
- 夫婦二人での旅行しよう!困ったら協力して解決だタイプ
どちらのタイプにも共通して言えることが、キャンピングカーの目的や使い方が定まっています。
また、どこに行くかにもよりますが、小回りの効く軽自動車ベースであれば、狭い道でも難なく通っていけるでしょう。
もし観光地や人が集まりやすいところに行くのであれば、駐車場が混雑していることも予想されます。
そんなとき、軽自動車ベースであれば大き目の乗用車に乗っているのに近い感覚で運転できるので、事故も軽減できるはず (感覚は個人的な主観です)。
行きたいところに行く一人旅!不便さはお金の力で解決だタイプの場合
○○に行きたい、◇◇を見たい、という欲求があり、目的地までの道中を自由に変更したいのであれば、移動手段の選択肢は車になるでしょう。
テントを張るのは面倒だけど、足を伸ばして寝たい。
とはいえ大きいサイズの車を運転するのは不安がある、というのなら軽自動車ベースのキャンピングカーが最有力かと。
軽自動車ベースのキャンピングカーに一人分の生活用具を積み、土日や連休になると行きたいところへ向かう。 目的地の近くにあるキャンプ場や「RVパーク」、「湯YOUパーク]」を拠点に遊び回ることもできます。
土日や連休を最大限活用するのであれば、前日夜からの出発だってできちゃいます。
予定より仕事が早く終わったから、夜のうちに出発。
元気なうちになるべく目的地に近づき、道の駅や高速道路のSA・PAで仮眠をとる。
夜間のほうが土曜日の早朝から運転するより道は空いていますし、運転席の背もたれを倒しての仮眠よりも疲れが取れます。
※道の駅や高速道路のSA・PAでは、必要最小限の仮眠にとどめてください!
道中で困ったことや足りないものがあれば、買い物というお金の力で解決です。
一人分であれば、旅行中の服や食事を全て買ったとしてもそれなりで済ませることができます。
お風呂だって「湯YOUパーク」を使えば温泉にも入れちゃうので清潔も保てます。
行きたいところに行き、温泉に入って、スッキリさっぱりして過ごす。
そんな一人旅をしたいのであれば、軽自動車ベースのキャンピングカーは良い選択だと思います。
夫婦二人での旅行しよう!困ったら協力して解決だタイプ
夫婦二人旅をしたい。
目的地はお互いに話し合って決め、道中も楽しみたい。
そんなお二人には、軽自動車ベースのキャンピングカーが良いでしょう。
大きい車を運転するのが怖いという奥さんも、軽自動車ベースなら比較的運転もしやすいでしょう。
重たいので速度が出づらいという点も、安心につながるのではないでしょうか。
詰めるものの量は限られています。
要不要を相談して決めることで、必要以上に膨れ上がることもないでしょう。
できることも限られているので、数泊でも困ることはあるかもしれません。
そんなときは夫婦二人、力を合わせて解決していきましょう。
普段行かないようなところに行けば、お互い今までと違った面が見えてくるかもしれませんよ。
軽自動車ベースのキャンピングカーに向かない人
逆に軽自動車ベースのキャンピングカーに向かない人はこちら。
- 流行っているみたいだから買ってみたいタイプ
- キャンピングカーで長期的に暮らしたいタイプ
- その他向く人以外のタイプ
流行っているから、誰々さんが持っているから、という理由では、軽自動車ベースのキャンピングカーはオススメしません。
普通の軽自動車や乗用車と比べてキャンピングカーは重いです。
なので、速度は出ません。
居住空間として作れれているので、大荷物は積めません。
軽自動車ベースのキャンピングカーでどこに行きますか?何をしますか?
キャンピングカーで長期的に暮らしたいという方も、軽自動車ベースのキャンピングカーでは足りないでしょう。
長期的に暮らすのであれば、それは家の代替です。
上下水道や電気、ガスといった生活インフラがつながっていないので、とても不便です。
それから、キャンピングカーで暮らすのであればお金がかからないというのは勘違いです。
きちんとお金を払い、キャンピングカーを使える施設を使いましょう。
それができないのであれば、日本でキャンピングカーで暮らすことはあきらめてください。
キャンピングカーの使用マナーについては、日本RV協会のホームページにまとめられています。
キャンピングカーを買う前、使う前には目を通し、ルールを守れるか自問自答することをオススメします。
- マナー・ごみ問題-マナー厳守への呼びかけ
軽自動車ベースのキャンピングカーに向かない人にオススメのキャンピングカー
それは、バンコン (バンコンバージョン の略) と呼ばれるバンをベースにしたキャンピングカーです。
トヨタのハイエースをベースにしたキャンピングカーが人気です。
キャンピングカーの製品を取り扱うメーカーから、ハイエースに取り付けるだけでキャンピングカーに改造できてしまうパーツが数多く出ています。
※ちなみに、我が父が受けた仕事の中にはハイエースベースで、パーツを取り付けるという依頼もあったそうな。
ハイエース自体が大変人気車種になっているので、購入するのは難しいかと思いますが、キャンピングカーの中では比較的価格が安いほうです。
また、外装に手を加えなければ乗用車サイズに収まるので、運転もしやすいということも利点かと。
バンをベースにしているので、車内でまっすぐに立てないなど居住性は悪いですが、キャンピングカーを持ってみたい、暮らしてみたいという欲求は叶えられるのではないでしょうか。
なお、ハイエースは盗難される率が高いので、ハイエース以外の車種をベースにしたバンコンがオススメです。
最後に
キャンピングカーに乗り、どこに行って何をするのか。
軽自動車ベースのキャンピングカーは狭いです。
詰める量もできることもすぐに限界がきます。
できないことをどこまで許容するか、軽自動車ベースのキャンピングカーを買うには一種の覚悟が必要になります。
ここまで書いてきましたが、キャンピングカーの購入を考えてる方がいらっしゃれば、お気軽にお問い合わせください。
いないと思いますが(笑)
ではでは、今回はここまで。