カユウの趣味日記、ときどき子育て

本と文房具とデジタルが好きなIT系企業で働くカユウの趣味日記と子が育った記録

【ネタバレ】映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』相手を思いやる気持ちの大切さと夫婦愛を改めて知る

月曜日はauマンデイなので、ちょっとお安く東宝シネマで映画を観ることができます。
2017年末から公開されている『DESTINY 鎌倉ものがたり』を観てきました。

kamakura-movie.jp

主演の堺雅人さん、高畑充希さんの夫婦っぷりには心がほっこりするものがあります。
夫の趣味性と、それを抑えてほしい妻のやり取りも、「あるある」と思っていらっしゃる方も多いのでは?

そしてこの映画、夫婦の絆や親愛を表す表現としては手を繋いだり、抱きしめるといった表現に留まっているのです。
新婚の夫婦が登場する映画なのに、キスシーンがないのは珍しいんじゃないかなぁ。

キスシーンはさておき、僕がこの映画をオススメするポイントを3つに絞ってみました。

  1. 相手を思いやる気持ちの大切さ
  2. 個性豊かなキャラクター
  3. 一色正和のアクションシーン

それぞれご紹介させていただきます。

カユウのオススメポイント1:相手を思いやる気持ちの危うさと大切さ

メインキャラクターである一色正和(堺雅人さん)と一色亜希子(高畑充希さん)の夫婦愛がメインテーマだとは思うのです。
正和のことを大切に思うあまり、自分自身の一大事をギリギリまで言えない亜希子。
亜希子の魂を取り戻すために、自らの命を賭けて黄泉の国に渡る正和。
お互いがお互いのことを思いやることで、大変な事態にもなるし、素晴らしい結果にもなる。

ですが、相手を思いやっているのは正和と亜希子だけではありません。
正和の担当編集である本田もまた、思いやる気持ちの一つの形を表してくれています。
冒頭から登場するこの編集者は長年正和を担当しているので、正和の執筆のクセを知り、軽妙な掛け合いを見せてくれます。
しかし、本田の体は病魔に蝕まれていたのです。
余命1ヶ月と宣告された本田が正和に吐露した思いは、妻と幼い子供への心配の気持ちでした。
そして、命尽きた本田が取った選択肢は、愛する妻と子供を見守るため、魔物として生まれ変わること。

他にも、先立ってしまった妻が幽霊となって夫が亡くなるまで待っているなど、相手のことを思いやる姿が随所に見られる作品です。

カユウのオススメポイント2:個性豊かなキャラクター

主人公の一色正和、亜希子夫妻だけでなく、その脇を固めるキャラクターも含め、個性豊か。

中村玉緒さん演じる一色家のお手伝いさん、キン。
安藤サクラさん演じる死神。
田中泯さん演じる貧乏神。
他にもさまざまなキャラクターが登場しています。
どのキャラクターも魅力的であり、物語の中でそれぞれ重要な要素を占めているのです。

僕個人的に好きなのは、キンさんが縄で貧乏神を捕まえるシーン。
正和、亜希子、キンさん、貧乏神、4人のやり取りが面白く、笑ってしまいそうになりました。

そうそう、死神と聞くとどんなイメージがありますか?
おどろおどろしいとか、怖いというイメージがあるかもしれません。
でも、この作品に登場する死神はノリが軽いのです。
そのノリの軽さが、シリアスに寄りすぎてしまう物語後半にも、良いアクセントになっていると思いました。

カユウのオススメポイント3:VFXとの融合

魂だけになってしまう正和の姿や、様々な妖怪だけでなく、背景にもVFXが使われています。

メイキング映像を見て、僕が一番びっくりしたのは、正和が江ノ島電鉄の屋根に飛び乗るシーンがVFXだったことです。
きっと江ノ電の完全協力のもと、車庫あたりにセットを組んだと思っていたのですが、そうではありませんでした。
飛び乗る先にはトラックがあり、背景だけでなく、江ノ電の車両もVFX製だったのです。

三途の川や、黄泉の国の外観も素晴らしいVFXで作られており、本当にそんな世界がありそうな気になってくるのがすごいところ。

そうそう、登場する魔物たちもVFX製です。
しかし、全部が全部VFXというわけではないのです。
こちらもメイキング映像で知ったのですが、体部分は実際の役者さんが入り、頭だけがVFXなのだそう。
古田新太さん演じる天頭鬼は全部VFXだろうと思ったら、こちらも同じ手法で撮影され、拡大したあとに合成されているというから驚き。

実際の演者とVFXが融合すると、ここまで惹きこまれるんだいうことが示された作品です。

まとめ

夫婦とは何か。
一つの答えを示してくれるストーリー。
観終わった後は、自分がこのキャラクターの立場だったとき、どんな答えを出すのかを考えてみるのも興味深いと思いますよ。

アナログとデジタルを見事に組み合わせ、素晴らしい世界が広がる『DESTINY 鎌倉ものがたり』。
公開終了が迫っているとは思いますが、ぜひぜひ映画館の巨大スクリーンでご覧ください。

原作はこちら↓