夜ふかしログ

30代サラリーマンが育児・家事・在宅勤務が終わったあと、夜更かしをして読んだ本を紹介したりしなかったりするブログ

「働く事」を考えるときの助けになる映画

映画『七つの会議』を観てきました。
働き方改革と言われるように、「働く事」とは何かを考えるタイミングなのかもしれません。
「働く事」を考えるとき、考えの助けになる映画だな、と思いました。

『七つの会議』とは

ドラマ『下町ロケット』や、映画『空飛ぶタイヤ』の原作者である池井戸潤さんが描いた企業犯罪をテーマの物語です。
「結果がすべて」という考え方が今なお続く会社が物語の舞台。
騒動のきっかけは、社内で起きたパワハラ事件だったが、そこに隠された謎が、会社員たちの人生、会社の存在をも揺るがすことに。
「働く事」の正義とは?
そして、守るべき信念とは何か?

主演は、東京オリンピックの開閉会式演出の総合統括にも選ばれた、狂言師野村萬斎さんが演じています。
脇を固める俳優陣も豪華の一言。
公式サイトのキャストを見ると、どの人も悪いことを考えていそうな感じが笑

◆公式サイト (キャスト) http://nanakai-movie.jp/about/cast.html

観に行った理由は

たまたま見かけたテレビCMを見たのがきっかけです。
「働く事」とは何か。
家族ができ、仕事の状況も変わり、いろいろと考えるようになってきました。
ちょうど考えていた「働く事」。
その考えの助けになればいいな、と思い、観に行きました。

よかったところ

ノルマに悩み、胃を痛めていた及川光博さん演じる原島万二。
パワハラ事件が契機となって新たに部下となった朝倉あきさん演じる浜本とともに、野村萬斎さん演じるぐうたら社員の八角の動向を追いかけていきます。
原島と浜本のバランスがよく、観ている僕たちも一緒になって行動しているような感じがしました。

組織内での対立や、毎日発生するような小さな問題。
それらを一つずつ解決していくことが、隠されていた大きな問題解決につながっていく。
無関係だと思っていた一つ一つ。
話が進んでいくうちに、それらが関連していたことが明らかになっていくのが、ドキドキワクワクしました。

映画を観て

「結果がすべて」なんて会社には、僕はいられないですね。
胃がやられるどころか、怒鳴られている最中にぶっ倒れる気がします。

その会社にいないとダメなんだ、という考えだったりすると辞められなかったり、望まないことを受け入れたりするのかな。
ノルマが未達だと、怒鳴られるし、評価は上がらない。
どんなに靴底をすり減らして、あちこち頭を下げて、必死で働いていても、ダメ出しをされる。
それが続いていしまうと、ノルマを達成しないことが悪いと思うし、ノルマを達成することが最重要になってしまう。

利益を得ることが企業の目的であることはわかるけど、そこで働く人が利益第一主義じゃダメなんだろうな。
とはいえ、惰性で働くのも楽しくない。
せっかく自分の時間、他人の時間を使って働くのだから、楽しく働ける環境にするのが大事。

こんな人に観てほしい

働いている人にも、これから働く予定の人にも、オススメです。
働くことの影響について、良い面も悪い面も知ることができる映画だと思います。

この映画を観て、「働く事」について考えませんか。