カユウの趣味日記、ときどき子育て

本と文房具とデジタルが好きなIT系企業で働くカユウの趣味日記と子が育った記録

何かを成し遂げたいのなら行動しなければ始まらない『天気の子』

「世界の形を変えてしまった。」

そのフレーズがCMで何度も流れ、どういうことなんだろう、と思っていた。
常に雨が降っている日本を、ヒロインの力で晴れさせた。
何度もCMを見るうちに、いつの間にか、そんなありきたりなハッピーエンドを想像していた自分。
そんなありきたりなハッピーエンドにはならないと思ったからこそ、観たんだ。
そして、その予想通り、僕が思っていたありきたりなハッピーエンドでは終わらない、すてきなハッピーエンドだった。
このすてきなハッピーエンドは、ぜひスクリーンの大画面で観ていただきたい。

CMを見ていて、ずっと思っていたことがある。
『天気の子』で描かれた東京は、汚い側面が強く押し出された東京だ。
前作『君の名は』で描かれた東京は、キラキラしてた。
瀧くんのバイト先はお洒落なカフェだし、キラキラした雰囲気が感じられる、きれいな東京が舞台だった。
だけど、今作『天気の子』で描かれたのは、飲みに行くこともある歌舞伎町の一番街。
その先にあるラブホ街なんかも描かれていた。
実際に自分が行き、目にしたことのある東京が、スクリーンの中に広がっていた。

そして、主人公の立ち位置も前作とは大きく違う。
家出をした、帆高。
弟と二人で暮らす、陽菜。
血のつながった大人が近くにいない十代の二人が、この汚い東京を舞台に物語を紡いでいく。
現実ではない。
だけど、現実にいそうな二人が、様々な人との出会いを通して、何かを積み重ねていく。

誰かの言葉や行動が、少しずつ自分の中に積み重なっていく。
その積み重なっていった結果、ある時をきっかけに、自分の気持ちになる。
自分の気持ちに従って動く帆高と陽菜をまぶしいと思った。

映画を観終わったとき、自分の気持ちに従って動くことは、年齢とは関係ないとも。
やりたいと思ったことをやる。
自分が正しいと思ったことをやる。
それは、若いかどうかではなく、本気かどうか。
そのために、自分自身を賭けられるかどうか。
難しい状況だったとしても、自分で道を切り開いていきたい。
僕にとって『天気の子』は、そう思わせてくれる映画です。

帆高と陽菜。
十代の二人が、どんな風に世界を変えてしまったのか。
ぜひスクリーンで観てほしい。

原作の小説はこちら。

小説 天気の子 (角川文庫)

小説 天気の子 (角川文庫)