夜ふかしログ

30代サラリーマンが育児・家事・在宅勤務が終わったあと、夜更かしをして読んだ本を紹介したりしなかったりするブログ

好きな本の紹介『ナナマルサンバツ』

書評ってなると、なんとなく堅苦しい感じがするんですよね。
僕だけのイメージかもしれないですが。
そうすると、好きなマンガについて書きたいって思っても、なんとなく書けないなーと思い込んでました。

マンガの書評ってどうやって書こうかなーって思ってたんですよ。
けど、ふと別に書評って思わなくていいじゃん。
好きだっていうことを書こう、と。
というわけで、僕の好きな本を1記事1タイトルで紹介していきます。

今回紹介する本は『ナナマルサンバツ』です。

杉基 イクラさんが描いていたマンガで、ヤングエースで約10年連載されていました。
どんなマンガかっていうと、競技クイズを題材としているマンガです。 30歳以上の人がイメージしやすいのだと、 「ニューヨークに行きたいかー!?」っていう掛け声でおなじみのテレビ番組でやっていたクイズです。
今でもときどきテレビで高校生クイズ大会みたいな番組があるみたいですね。
あとは、東大王とか、Qさまとか、クイズを回答していくものが近いですかね。

ナナマルサンバツ』を手に取ったきっかけは、杉基さんが描いたマンガだったからという作家買いです。
杉基さんは、映画『サマーウォーズ』のコミカライズを担当されていたんですよ。
絵がきれいで、生き生きしたキャラクターを描かれる方だなーと思っていまして。
で、競技クイズのマンガって読んだことないし、好きな作家さんだし、というわけで1巻を購入。
それ以来、続刊の発売が楽しみなマンガになりました。

僕が『ナナマルサンバツ』を好きなポイントは、キャラクターにはそれぞれの背景があり、背負っているものがあります。
背負っているもののために、歯を食いしばって、全力でがんばる。
全力でがんばるからこそ、負けた時の悔しさが伝わってくるんですよ。

それから、出てくるキャラクターみんなが、全力なんです。
高校生だけじゃなく、大人もみんな全力。
それぞれが背負っているものがあって、全力でクイズに取り組んでいます。
その姿がすっごいうらやましいなって思えてくるのが不思議ですが、『ナナマルサンバツ』の魅力だと思います。

そんな全力の彼ら彼女らを見て、僕もがんばろうって思えるところが好きです。

そんな全力でクイズに取り組むキャラクターの中でも、僕の一押しは井上くん、タイショーです。
クイズを始めたきっかけは、かわいい女の子である深見さんがいるからっていう、男子高校生ならありえそうな理由なんですよ。
そんなタイショーが例会や合宿に参加して、自分の気持ちに気がついて、得意分野を作り、どんどん活躍していくんです。
そして最後は、熱くなったら周りが見えなくなる系主人公の越山くんをコントロールできる良い部長になっていきます。
始めたきっかけはなんであれ、全力で取り組む。
そんなタイショーの成長を読んでいただきたい!

連載していたって書いたのですが、実は『ナナマルサンバツ』はすでに完結しています。
全20巻となっております。
まだまだ外に出ることが難しい今だからこそ、家でじっくり読んでみてください。
好きなことに全力で取り組みたくなること間違いなしです。