タイトルが結論です。
とはいえ、ホームページのキャスト・スタッフのページには、青春出版社、佐藤義典さんの名前がありません。
なので、『新人OL、つぶれかけの会社をまかされる』が原作というわけではないようです。
小説は2010年発行なので舞台設定的に古い部分がありますし、そのままドラマ化するには色恋がなさすぎるんですよね。
よって、ただ似ているだけの全然別物だと思っております。
似てると思った理由
ここからは、個人的に似てると思った理由を書いていきますね。
理由の1つ目は、ドラマの1話で紹介された内容と、小説『新人OL、つぶれかけの会社をまかされる』の内容の骨子が似ているんです。 小説の紹介はこちら。
入社したての女性社員が、 突然レストランの再建を命じられる──。
現場との対立、迫る期限……。
期限の2カ月で、本当に店を再建できるのか?
モノを売るすべての人に必要な、 本当に使えるマーケティングの知識が ストーリーを読むだけで身につく、 新感覚ビジネス・ライトノベル。
引用元:新人OL、つぶれかけの会社をまかされる | 佐藤義典 | 産業研究 | Kindleストア | Amazon
で、ドラマ『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』も、女性社員が突然レストランの再建を命じられているんですよね。
右も左もわからないまま、浅海が買い取った創業50年の老舗フレンチレストランを、1ヵ月でリニューアルオープンするよう命じられる。
引用元:ストーリー第1話|ムチャブリ! わたしが社長になるなんて|日本テレビ
小説はイタリアンレストランで、ドラマはフレンチレストランという違いはありますが、かなり短い期間で再建しなければならないというのは一緒ですね。
小説は平社員のまま再建に取り組んでいますが、ドラマでは社長になっていますね。
小説で社長になるのは続編なので、主人公の立場が全然違います。
2つ目は、再建を持ちかける主人公と、それに対して素人の意見は聞かないと突っぱねるシェフという構図が似ている。
とはいえ、再建する物語では、当たり前の構図だとは思います。
レストランのシェフ古賀さんが「美味しいものを作れば客が来る」というような趣旨のことを言っていました。
こういう趣旨のセリフ、小説のシェフも序盤に口にしているんですよね。
その部分が印象に残っていたので、似てると思いました。
おわりに
小説版の再建策は、すごく魅力的で、近くにこんなお店があれば通いたくなるという内容でした。
ドラマではどのような再建策になるのか、楽しみです。
ですが、小説は2010年に発行されたものなので、世界中を困らせている感染症とは無縁の世界での方法になっています。
ドラマの世界も、感染症がない世界なのかもしれませんね。
演じているシーンではマスク姿を見なかったですし。
何はともあれ、小説が元ネタ、もしくはインスパイアされているとしたら、視聴者がマーケティングを学ぶいい機会になるのではないでしょうか。
マーケティングは小難しいものではない。
すべての人の身近にあるものだ、ということが伝わる物語だといいな、と思っております。
さて、小説『新人OL、つぶれかけの会社をまかされる』は Kindle で読むことができます。
小説を読むのが得意ではない方は、『新人OL、つぶれかけの会社をまかされる』のマンガ版もあります。
続編の『新人OL、社長になって会社を立て直す』はマンガになっていないようなので小説版だけご紹介しますね。
ドラマが気になっている方は、ぜひ読んでみてください。