夜ふかしログ

30代サラリーマンが育児・家事・在宅勤務が終わったあと、夜更かしをして読んだ本を紹介したりしなかったりするブログ

やむなく会社を辞めて、「フリーで・個人で」仕事をする前に読む本 / 佐藤 建一 (著)

2011年9月7日に発売された本です。
本が発売される半年ほど前に東日本大震災がありました。
あれから10年以上経った2021年現在でも、その爪痕は各地にくっきりと残っています。

東日本大震災により、企業の経営が傾いてしまったり、危うくなっていることが発覚してしまったり。
会社の状況が変わったことで、内定取り消しやリストラが多く行われました。
大規模な内定取り消しやリストラは、リーマンショック以来かもしれません。

そんな情勢の中で発売された本書は、40代後半から50代でリストラされてしまった元サラリーマンが主なターゲットになっています。

自己都合退職と会社都合退職の違い。
再びサラリーマンに戻ることの難しさ。
「フリーで・個人で」仕事をするときのメリットとデメリット。 本書を読んでいくと、それらが順番に、理論立てて説明されているため、ストンと腹落ちしやす区なっています。

そして「フリーで・個人で」仕事をする上で、許認可が必要な業態が列挙されています。
10年ほど前の本なので改めての確認は必要ですが、自分が取り組もうと思った業態は許認可が必要なものなのかどうかを簡易的に知ることができるのはありがたいですね。
許認可が必要な場合、どのような申請や免許が必要になるのかも記載されています。

それに加え、事業を継続していくにあたってのヒントや、保険周りについてのアドバイスも記載されています。

どうしても「フリーで・個人で」仕事をしなければならなくなった時、仕事を起こす前に読むのがよい本だと思いました。
現時点でも参考になる本だと思いますので、「フリーで・個人で」仕事を始めようかなって考えている方は、ぜひ一度読んでみてください。