夜ふかしログ

30代サラリーマンが育児・家事・在宅勤務が終わったあと、夜更かしをして読んだ本を紹介したりしなかったりするブログ

いびってこない義母と義姉(1) / おつじ (著)

Twitter のタイムラインに流れてきたのが、知ったきっかけだったと思います。
『通りがかりにワンポイントアドバイスしていくタイプのヤンキー』の著者さんが描かれています。
『通りがかりにワンポイントアドバイスしていくタイプのヤンキー』は5巻まで発売されていて、すっごいなー面白いなーって思って読んでいました。
その著者さんが新たに描いたのが今作。
Twitter で何話か掲載された後、Web 連載となったところまでは覚えていました。
単行本が発売されたとしって、即ポチッとなをしました。

主人公は、とある名家の庶子である中村美冶。
母が亡くなったことをきっかけに、名家に引き取られたところから物語が始まります。

庶子って要するに妾の子ってことなんですよね。
妻からすると、夫が自分ではない女性との間に作った子ってこと。
いびるために引き取ったんじゃないかって思っても致し方ないと思う。
でも、そんな庶子が引け目を感じないよう、少しずつ名家になれさせていく義母と義姉2人。
物事を進めていく中でも、きちんと美冶がどうしたいのかを都度確認しているのが素敵すぎます。
こんな義母と義姉だったら、憧れるし、自分もこうなりたいって思うのは当たり前ですよ。

美冶が何かをしたいと思って行動すると、義姉の2人が反応するんですよ。
悪どい顔を見せつつ、でも言葉や行動は優しい、という。
3人でわちゃわちゃしていると、バーンと義母が登場し、義姉2人を超える優しさを出して解決する。
この4人の関係性が楽しいお話です。

おわりに

今後、美冶が成長していったとき、この4人の関係がどうなるのかが今から楽しみです。
あと、中村家の祖母が健在なので、今後どう関わってくるかが気になるところ。
続刊が待ち遠しいですね。