リモートワークを効率よくできていますか?
効率よくできていない方、もうちょっと改善できそうだけど方法が思いつかない方におすすめの本を紹介します。
著者は小山 龍介さん。
2008年に仕事をやめてから、在宅での仕事、執筆、大学院での教職、一般社団法人のサポートなど、本当に一人でやっているかと聞きたくなるほどさまざまなキャリアを積み重ねている方です。
二つのことを掛け持ちしていることを二足のわらじと言いますが、小山さんは何足ものわらじを履き替えています。
本書の中でも書かれていますが、ひとつの企業で9時から5時まで缶詰になっていては、実現することのできないキャリア。
複数のキャリアを積み重ねることができたのは、小山さんが在宅勤務だったからと書かれています。
私自身も在宅勤務になってから、HEAR や Stand.fm での音声配信、YouTube への投稿を行うようになりました。
会社に行って仕事をしていては、やらなかっただろうと思います。
在宅勤務で、自分のやり方によっていくらでも時間を作れる状況になったからこそ、発信するという行動がとれるようになった気がしています。
とはいえ、自己流では時間を作る方法を思いつくにも限度がありますよね。
どうやったら時間を作れるのかを知りたくて、本書を手に取りました。
あと、表紙をめくって最初に出てくるのが筆者である小山さんの作業デスクの写真だったのも、読もうと思ったきっかけの一つです。
じっくり見ても、何を使っているのかよくわからないものもあります。
何足ものわらじを履き替える小山さんがどのような道具を使っているのかが気になり、ページをめくっておりました。
オススメする理由3つ
小山さんの仕事術を垣間見ることができる本書をオススメする理由を3つご紹介します。
- リモートワークの環境整備が一番最初に紹介されている
- メンタルヘルスや副業にも言及している
- 合計89個も紹介されているので取り入れやすいものを探せる
1. リモートワークの環境整備が一番最初に紹介されている
リモートワークで何が困るって、環境面なんですよね。
生活するための環境である家の中で、仕事をするのです。
1人暮らしや、部屋数の少ない家に住んでいる人にとっては、新たにリモートワーク用の机と椅子を置くことも難しい、ということもあるでしょう。
本書では、新たに机と椅子を置くことも難しい人にも対応した方法が書かれています。
家庭環境は千差万別ですが、最近は多くの家がフローリングになっているらしいので、本書で紹介されている方法が使えるのではないでしょうか。
リモートワークで効率よく、集中して仕事に取り組むためには、環境整備が一番重要なのです。
2. メンタルヘルスや副業にも言及している
ニュースでも取沙汰されるようになりましたが、リモートワークになっての問題点として、孤独感があげられています。
今まではオフィスという同じ空間に集まって仕事をしていました。
キーボードを打つ音や雑談する声など、煩わしいと思うこともありますが、困ったときにすぐに声を掛けられるというのは代えがたいメリットですよね。
仕事に詰まったときや気分転換したいとき、席を離れれば同じような人がいて、雑談することでリフレッシュやアイデアをもらう、なんていうこともオフィスに集まっているからできること。
さらには通勤時間がなくなったことで、運動不足になった方もいるのではないでしょうか。
僕自身も通勤がなくなったことで、1日あたりの歩数が3桁という日もあるようになりました。
心と体の健康を考えることも本書で紹介されています。
また、著者の小山さんのように何足ものわらじを履こうと思ったとき、それは副業になります。
どうやって副業を始めるのか。
小山さんが紹介する方法は、自らが発信者になることです。
会社の看板を使うのではなく、自分自身をブランド化することで副業を始めていく。
そのための方法も紹介されています。
3. 合計89個も紹介されているので取り入れやすいものを探せる
環境整備、メンタルヘルス、副業のほかに、行動管理、コミュニケーション、情報管理という項目があります。
全体としては、89個ものリモートワークを効率よくするための方法が紹介されているのです。
家庭環境や仕事内容、与えられている役割、個人の性質。
人それぞれ異なっていますが、89個もあれば、どれか1つくらいはすぐに取り入れることができるものもありますよ。
僕は、仕事に関係ないものを机の上に置かないという方法を取り入れてみました。
今までは仕事中につい関係ないものを触って中断、ということがありました。
でも、机の上に触るものがなければ、無理くりにでも集中するんだということを実感することができたのです。
みなさんにも、すぐに取り込むことができるものが紹介されていますよ。
まとめ
リモートワークを効率よくするために必要な環境整備に始まり、さまざまなわらじを履くための副業の始め方まで。
さまざまな方法が紹介されている『在宅HACKS!―自分史上最高のアウトプットを可能にする新しい働き方』。
効率よくリモートワークをしたい方、リモートワークを機にいろいろなことに挑戦してみたい方におすすめの1冊です。
ぜひ、読んでみてください。