夜ふかしログ

30代サラリーマンが育児・家事・在宅勤務が終わったあと、夜更かしをして読んだ本を紹介したりしなかったりするブログ

睡眠の知識をアップデート『スタンフォード式 最高の睡眠』 / 西野精治 (著)

90分の倍数の時間で起きているのに、寝起きが悪い。
7時間寝ているのに寝た気がしない。そんな方におすすめの本を紹介します。

どんな本か?

多くの人には知られていませんが、スタンフォード大学の睡眠研究は世界最高との呼び声高いのです。
そんな睡眠研究の最高峰であるスタンフォード大学睡眠生体リズム研究所の所長を務める医学博士、西野精治教授による睡眠医学の最先端が詰め込まれた本書。
今まで見聞きして信じていた睡眠に関する常識や定説が変わること間違いなし。長年の研究による睡眠の新たな常識が書き記されています。

睡眠について知りたいという人の一番の関心ごとは、忙しい中でどうやって睡眠を取ったらいいのか、だと思います。
もちろん、本書では睡眠の取り方についても書かれています。
どんなところに気をつけたらいいのか、どうやって睡眠を取ったほうがいいのか。
本を読んだその日から実践できることばかりが書かれた実用書になっております。

一番タメになったこと

ついつい夜遅くまで遊びすぎてしまい、日が昇る直前くらいに寝ることもあります。
明け方から6時間ほど寝ているので大丈夫だろうと思っていました。

しかし、明け方から寝るのはよくない、ということが本に書かれていました。
体の中で寝ようとする動きと起きようとする動きが同時に発生してしまい、睡眠の質が低下するというのです。
どれだけの時間寝たのかよりも、どのタイミングで寝たのかのほうが大事なんです。
つまり、やらなきゃいけないことややりたいことが多すぎて睡眠時間を削るときには、朝早く起きるほうがいいっていうことですね。

それを知ってから、睡眠時間をけずるときには早めに寝て早めに起きるように心がけています。
とはいえ、それまでの睡眠負債が多すぎて全然起きれないのです。
だから時間が足りない時は、結局遅くまで起きているという。急には朝型に変われないっていうことですね。

ですが、本を読んだおかげで、朝早起きするほうがいいことを知ることができました。
これから朝型になれるようがんばっていこうと思います。

読んだ感想

睡眠について常識だと思っていたことが、研究の結果違っていたということを知ることができました。
読んでいくうちに目からウロコがボロボロと落ちていくのがわかるんです。知識が更新されていくのが楽かったですね。

睡眠の研究がどうして始まったのか、どのような研究がされているのか、といった著者の方が所長を務めるスタンフォード大学睡眠生体リズム研究所で行われている睡眠研究の状況も書かれています。
実験のやり方や、その過程での状況、どんな結果になったのかも簡単に書かれていますので、この本1冊読むだけで、何本もの論文の結果を読んだことにもなるのではないでしょうか。

ページをめくるごとに自分が持っている知識が更新されたり、新しい知識を得られたり、とめいっぱい情報のつまった本です。
読み終えたあと、自分の中で咀嚼するのに時間がかかりましたが、読んでよかった本です。

ささいなことでも睡眠で困っていることや悩んでいることがある人、自分の知識を更新していきたい人には、ぜひ読んでいただきたい本です。

この本を読んで、起きている間のパフォーマンスを最大化する睡眠を取りましょう。